アンジェリックエッセンスに、『Trust』(信頼)というエッセンスがあります。その名の通り、信じる心を高めてくれるエネルギーです。
人生の転換期を迎えている方にとって、これから先どのように事が進んでいくのか、果たして良い方向に向かっていけるのか、それとも失望に終わってしまうのか、先行きが見えないと不安になることも多いかと思います。
転換期とまではいかなくとも、アクシデントに見舞われたり、困難な状況に陥っている時にも、不安や恐れに支配されて、冷静な心を保つのが難しくなりがちです。
そんな時こそ、本当は気持ちを落ち着かせ、この先に対する不安ではなく、希望と明るい未来を思い描くポジティブな心を抱き続ける必要があるのですが、大変なシチュエーションにいる時にポジティブでいるなんて、そう簡単にできることではありません。
思いもしなかった出来事に見舞われたり、人生が大きく揺れ動いているような時期に、いかに自分と、自分の人生を動かしている大いなる力(神)を信じられるかという部分で、人は試されるものなのかなあと思います。
イエス様は何度も何度も、人々に「信仰を持ち続けること」の大切さを説きました。私が思うに、この「信仰」というものこそが、自分と大いなる力に対する信頼のことなのではないかと感じます。自分と神との太いパイプを築く内なる力のことです。イエス様は、おそらくそれがほぼ完ぺきにできていた人なのではないかと思います。だから、誰よりも神様と繋がることができ、人を瞬時に癒したり、数々の奇跡を起こすことができたのではないでしょうか。
イエス様はこうも言っています。
「私がやっていることは、あなたたちにもできる」
私たちの外側で起こっていることは、あまり大きな問題ではないのかもしれません。環境や状況にばかりフォーカスしてしまうと、それが指標となってしまい、本質が見えにくくなります。本来は、外側ではなく内側の状態こそが大事で、内面の状態をいかに平和で満たすか、いかに信頼に身を委ねていられるかということが、究極の課題であるような気がしています。