新しい年になりました。
去年一年間、うぶすなにはたくさんのお客様が来てくださり、電話・メールセッションも含めて私自身もたくさん刺激を受け、多くのことに気づかされ、学ばせていただいた一年間でした。本当にありがとうございました。私もまだまだ自分が学びの途上にあることを自覚しておりますし、本当に未熟な部分もたくさんあります。皆さんと一緒に学び、精進し、成長していけるように、日々の努力を惜しまないつもりですので、今後とも温かい目で見て頂ければ幸いです。
うぶすなを始めたばかりの頃、友人などにお仕事の話をしたら、「えー、そういうのって、どんな人が来るかわからないし、怖くないの?」といった反応をされることが多かったのを覚えています。私自身は、そういった意味での不安や心配など考えたこともなかったのですが、一般的にカウンセリング的なお仕事というと、なんとなく不安定な人たちが来る、というイメージがあるのでしょうか。
実際にうぶすなにセッションを申し込んできてくださる方達は、本当にお世辞でもなんでもなく、心優しくて穏やかで、とても繊細な方達ばかりです。こちらが恐縮してしまうくらい、腰が低くて遠慮深い方が多いです。皆さん本当にお優しいので、私の方が癒されてしまうこともたくさんあります。
繊細で敏感、そして心優しく愛情深い。そういったタイプの方というのは、子供の頃からたくさんたくさん傷つき体験を繰り返してきていらっしゃるので(そして心優しいが故に受け身の姿勢でいることが多い)、すっかり元気をなくして「私なんて・・」という自己否定感に覆われてしまっていることが多いように感じます。私にはそれがとても勿体ないことに思われるのです。
繊細で敏感であるということは、生まれ持った気質ですので、変えることはできません。そもそもその人が生まれ持った気質・性格というものは、ギフトでもあります。
確かに、人よりも敏感で繊細であるということは、それだけショックやダメージの影響も大きくなるということですから、辛い思いをすることが多いかもしれません。そして、私は何かが周りとズレている、ものの考え方やとらえ方が他の人達と何か違う、という感覚から、孤独感にさいなまされてきたかもしれません。誰にも(家族にさえも)理解してもらえないという孤独感です。一見、損しているように思われることもあるかもしれません。
けれど見方を変えれば、人よりも繊細で敏感であるということは、大きな武器でもあると思うのです。自分にしかない感性を生かして、他の人にはできない形で、社会の役に立つことができるかもしれません。自分と似た気質で悩み多き人生を送っている人に、エールを送ることができるかもしれません。自分が苦しみから脱した暁には、きっとその経験が、今度は誰かの助けとなる日がくるはずなのです。苦しみの渦中にいる間は、なかなか前向きにとらえることが難しいかもしれませんが、どんな出来事でも何か意味があって起こっていると思います。
神様からもらったギフトを使って、自分のカラーを最大限に輝かせ、与えられた使命を貫くことが、そもそもこの世に生まれてきた目的なのではないでしょうか。過去にどれほど自分が受け入れられなかったとしても、それがその人の価値や存在意義を落とす理由にはならないと思います。たまたま、周りがそういう人たちだったというだけです。究極的には、そんな環境を自ら選んで生まれてきたわけですから、責任は自分にあるともいえます。つまり、誰も悪くないのです。
もしかしたらあなたは、敢えてそうした厳しい環境を選んで、自分の意思の強さを試すという課題をもって生まれてきた勇気ある魂なのかもしれません。周囲に馴染めず、受け入れられないという厳しい環境に身を置きつつも、意思の力を強く持つことで自己尊厳を取り戻す、というハードなミッションを携えてきたチャレンジャーかもしれません。そんな自分に、お疲れ様、がんばってるじゃん、私!と、どうぞ励ましの言葉をかけてあげてください。
フラワーエッセンスにも、そんな繊細で敏感で傷つきやすく心優しいチャレンジャーをサポートするものがたくさんありますので、心が折れそうな時、行き詰った時には、ぜひ遠慮なくご相談ください。