最近うぶすなにやってきたエッセンスに、"Worthiness"というものがあります。自己価値の問題を抱えている方にお勧めのエッセンスです。
エッセンスの説明書きには次のようにあります。
『このエッセンスは、自己価値の感覚をもたらしてくれます。あなたが貴重で、価値ある存在であるということに気づかせてくれます。人生の恩恵を受けるために、自己価値の感覚は必要不可欠です。私達が癒され、人生に愛をもたらし、豊かさと繁栄を得るためには、自分が価値ある存在であるという感覚がなければいけないのです。満たされた人生を送るために、自己価値は鍵となります。』
(原文↓)
This essence is for the experience of worthiness. It is for recognizing that you are valuable, that you are worthy. A feeling of worthiness is necessary in order to accept life's blessings. We must feel worthy in order to heal, in order to have love in our lives, in order to have abundance and prosperity. Worthiness is key to living a fulfilled life.
~Angelic Essencesのサイトより引用~
成長の過程において、自分を否定されるような言葉に傷ついてきたり、認めてもらえる機会が少なかったり、いじめや見捨てられた経験がある方などは、特に自己価値の問題を抱えることが多いようです。どんな人でも、多かれ少なかれ何らかの傷つき体験は経てきているものですし、挫折を味わったことのない人などいないでしょう。
けれど、例えば同じ「挫折」という経験一つをとっても、その悔しさをバネにして次のステップへとつなげていくか、それともその経験をそのまま「自己否定」へとつなげてしまい、人生全般を諦める方向に流れていくのか、対応の仕方がその人の人生の在り方を決めていくように思います。
ウォルト・ディズニーは、事業に2度失敗した経験があるそうです。それにもめげずにカリフォルニアにディズニーランドを建設する計画を立てた際にも、多くの反対に合い、周囲はこのようなものが成功するはずがない、という懐疑的な見方だったとのこと。工事の遅れや、膨れ上がる建設費用の問題などを抱えつつも、なんとかオープンにこぎつけたディズニーランド。オープン初日は、機械の不具合や水道の故障などの混乱の中で来客達は不満タラタラでした。それでもウォルト・ディズニー本人は終始上機嫌で、周りの反応など意にも介していない様子だった、と近親者が回想しています。
アメリカ第16代大統領のエイブラハム・リンカーンも、若い頃事業に2度失敗し、州議会議員選挙に落選、下院議員選挙に落選、上院議員選挙に落選、副大統領選挙に落選といった数多くの挫折経験があります。それでも、やはりめげずに常に前を向き続けました。
私は宝塚が好きなのですが、人気・実力共に頂点に立つトップスターの中でも、演技・歌・ダンスそのどれをとっても一流のレベルを持っている人というのは、そういないものです。何年かに一度出てくるそのような逸材の方を見てみると、必ずしも若い頃から実力が認められてきたとは限らないということがわかりました。むしろ、音楽学校の受験に何度も失敗してようやく入学できたとか、入った時の成績は下から数えた方が早かったとかいうケースが多いのです。また、そうした方は、下積み経験がとても長くて、もうトップは無理なのかなと周囲も諦めかけた頃にようやくトップ指名の声がかかる、といったパターンも似ています。インタビューなどを拝見していると、彼女達は大変な努力家で粘り強いのだなと感じますし、周りに振り回されない、確固たる自分を持っているのがわかります。
そもそも人間に、「価値がある」「価値がない」という区別などもともとないのではないでしょうか。この世に生まれたばかりの赤ん坊を見て、「この赤ちゃんは価値がある」「この赤ちゃんは価値がない」などと思うでしょうか。どの赤ちゃんも、皆同じように価値があり、希望と可能性に満ちた貴重な存在ではないでしょうか。そしてそれは、たとえ成長して大人になったからといって、変わるものではないと思います。
私達が人生のどこかの段階で、自分を「価値のない存在だ」と決めつけてしまうのは、誰かがそうしたのではなく、私達自身が、そのようなレッテルを自分に張り付けることを選んだからです。人生で過酷な出来事が身に降りかかったり、大きな挫折を経験したり、周りに認められない状態が続いた時、だから自分は「価値がない」ととらえて諦めてしまうのか。それとも、過去に起こった出来事や目の前の現状と自分の未来を切り離して、進むべき道を粛々と進むのか。人として意思の強さとぶれない強い心が試されるところだと思います。