エネルギーに敏感な人は、人混みが苦手という方が多いです。他人のエネルギーを敏感に感じ取ってしまうので、雑多なエネルギーでごった返しているような場所に身を置くと、自分のものではないエネルギーをたくさん吸収して、様々な不調が生じてしまうのです。
私も長いこと、人が大勢集まるような場所から帰ってくると、どっと疲れが出たり、頭痛がしたり、気持ちが悪くなったり、なんとなくだるくなったり、といった症状に悩まされてきました。
また、小さい頃から、誰かと面と向かって話していると、その人の感情や気分の影響を強く受けてしまい、自分も同じ感情に襲われて圧倒されてしまうこともありました。また、考え方や物のとらえ方、話し方なども、目の前にいる人に合わせたものになってしまうことも多く、自分がまるでカメレオンになったかのように、コロコロと状態が変わってしまうのが不思議でした。
今思えば、こうしたことは全て、私がエネルギー的にスポンジのようになっていたから起こっていたことがわかります。なんでも吸収してしまうスポンジのように、周りのエネルギーを自分の領域に無防備に取り込んでいたのです。それで、時々自分のものではないエネルギーの影響を受けて、イライラしたり、不安定になったり、時にはお腹が痛くなったり気分が悪くなったりといった肉体的な症状まで引き起こしていました。
エネルギーのことを学ぶようになってから、私はいかに「自分を守る」ということが大事かということを知りました。エネルギーレベルで、自分のものではない、特にネガティブなものを取り込んでしまうと、私が私らしく生きるための妨げとなります。思考がブレますし、感情も安定せず、明晰さがなくなります。何が自分にとって本当に大事で、どの道を進むべきか、といった決断ができなくなり、どんどん道から外れていきます。
こうしたことは、ほとんど無意識でした。つまり、気づかずに起こっていました。たいていは、ちょっとしたアクシデントやトラブル、事故、体の不調といった事象が起こって、そうなってからようやく、何かがおかしなことになっていることに気づくのです。
毎日欠かさず瞑想をするようになって、それもできるだけ1日2回以上、可能な限り多くの時間を充てるようになってから、私は自分のエネルギーフィールドに異質なものがあると、それにすぐ気づくようになりました。そして、たとえそうしたものを取り込んでしまったとしても、やはり瞑想をすることによって意識的にクリアーにし、自分の領域をできるだけピュアな状態に保つことができるようになってきました。(フラワーエッセンスも大きな助けとなってくれていると思います。)
瞑想をすると、普段の意識レベルより高い段階に自分の意識をシフトすることができます。思考や感情を超えたレベルにいくと、普段日常生活を送っている時には感じられない、繊細なフィールドから”自分”を眺めることができます。自分の今のマインドレベルがどのような状態で、エネルギーがクリアーかそうではないかということが、より明瞭にわかるのです。そこで、何かいびつな存在を見つければ、それを浄化して解放すればいいですし、祈りの力を借りることもあります。
そのように、定期的に自分を浄化するために瞑想は欠かせないものですが、そもそも望ましくないエネルギーをブロックするためには、やはりグラウンディングが不可欠です。グラウンディングができていないと、感情や思考の海にフラフラと流されたまま、あっちにいったりこっちにいったり、自分を取り戻すことが難しくなります。
そして、他人との関係性を司るエネルギーセンターである、第三チャクラを強化すること。これもエッセンスにもだいぶ助けられましたが、本当の意味で自分という存在を大切に感じられるようにならなければ、ここを強くすることは難しいと思います。自分という存在に価値を置き、自分を大切に思い、自分の力を信頼すること。こうしたことができるようになれば、自然とチャクラも整います。
エゴ的にではなく、自分という存在を価値あるものと認め、必要以上に他人に頼ったり、依存したりしない強い自分になると、ちょっとやそっとのネガティブエネルギーなど跳ね返してしまいます。その人のエネルギーフィールドを守るのは、その人にしかできないのです。