パワーオブフラワーには、繊細なタイプの方にぴったりのエッセンスがいろいろあります。心の傷やトラウマを癒すものや、埋もれていた感情を優しく解放してくれるもの、低い自己価値を高め、自分の本当の望みに繋げてくれるもの、etc...
作り手のイーシャさん自身がとっても繊細で心優しい方ですので、エッセンス自体のエネルギーも優しいと感じています。心の深い部分にそっと語り掛けてくれて、傷やトラウマを穏やかに解きほぐしてくれるような感じです。それでいて効き方は強力で、飲んですぐに明確な変化を感じる方も多いです。
エネルギーに敏感で、かつ自分に自信がなかったりすると、往々にして他人に振り回されがちになります。自分の気持ちよりも他人の望みを優先させてしまうからです。特に大人になる前は、周りの大人に頼らなければならない立場ゆえ、本当の自分の思いを押し殺して、親や先生などの言うことを無理やり飲み込んだり、自分に嘘をついて周りに合わせた振る舞いをしたり、周囲の期待に沿うために気持ちとは異なる進路に進んだり、といった経験をされている方が多いのではないでしょうか。
長年の行動パターン、思考パターンというものは、一長一短に変わるものではありません。大人になって、もう自由に行動しても良い状況になっていても、家族の意見や顔色を気にしていたり、自分が本当にやりたいことを『してはいけない』と感じていたり、未だに自分の考えや気持ちを表すのが苦手だったり・・
なぜだかわからないけれど、本当の自分らしく振る舞えない、周りの反応が気になってしまう、自分は幸せになる資格がないような気がする、という時は、自己肯定感、自分を大事に思う心、自尊心、といったものが総じて低い状態といえます。それは、実際にその人の価値が低いというわけではなく、ただ単に、長年の習慣でそういう思考パターンになっているだけです。
そんな時に、自分よりも何かの分野で秀でていて、かつカリスマ性があったり、自己顕示欲が強いタイプの人に出会ったりすると、知らず知らずのうちにその人に自分のエネルギーが奪われて、必要以上に追従してしまったり、自分を出せなくなったり、極端な場合洗脳されてしまう、ということもあり得ます。自分や自分の感覚に自信がないので、強い意見を持った人や、物事を断定的に話す人、カリスマエネルギーがある人などに明瞭な意見を言われると、その人のパワーに負けてしまい、自分の思いを封印してしまうのです。
エネルギーバンパイアという言葉が最近は聞かれることが増えてきましたが、実際、他者の存在が自分の個性を押し殺しているような状況というのは、エネルギーフィールドがその人に侵されていたり、見えないコードで繋がっていたりします。
今自分の人生の中に、誰かとても強い影響力を持っていて、その人の言動に自分の行動が左右されているような人(家族でも他人でも)がいたとしたら、エネルギー的に不自然な形で繋がっている可能性があります。以下にいくつか典型的な症状を挙げてみます。
★何か行動を起こす時、その人の反応がまず気になる(顔がチラつく)。実際、その人に意見を聞いてしまう
★たとえ自分の意見が本当は違っていたとしても、その人が「正しい」と思ってしまう
★その人の前ではまるで自分が小さくなったかのように委縮してしまう
★その人が機嫌を損ねると、自分が悪かったのだと自分を責めてしまう
★自分の個性を出すよりも、その人のポリシーややり方に、自分が合わせてしまう
★その人のファッションや嗜好に影響を受け、本来の好みとは別のものを選んでしまう
★自分が本当に考えていることよりも、その人が喜ぶこと、その人が満足することを意識した言動をとってしまう
★その人に、お金や物、時間、労力などを貢いでしまう
★他の人も皆、その人を崇拝するべきだと思う(積極的に宣伝したり、周りに勧めたりする)
いくつか当てはまるものがあれば、もしかしたら、その人に自分のエネルギーフィールドが侵されているかもしれません。お互い無意識だったりもします。
私自身、幾度もこういった経験をしました。人生において、何度も何度も、他人と不自然な繋がりを持ってしまいました。それはやはり、自分の軸が定まっていなかったからです。
私が、誰かと自分がいびつなエネルギーコードで繋がっていたことに気づくのは、いつもコードが切れた後のことでした。繋がっている間は、本当に気が付かないのです。目が覚めて、コードが切れた後に振り返ってみた時、自分がいかにその人の意見や生き方に振り回されて、自分を見失っていたかということを改めて知り、愕然としたものです。
エネルギーについて学ぶようになってからも、そういった経験がありました、途中でハッと気づき、ある人に自分がエネルギーを奪われていることを知った時は、瞑想をして、一生懸命自分のエネルギーからその人を追い出すイメージをしました。第三チャクラがある辺り、太陽神経叢の部分からエネルギーが出て行っているのも感じていました。けれどそれは、気づいて意識しするようになって初めて感じたことで、それまでは全く感じてさえいませんでした。他人にエネルギー領域を侵されている時というのは、感覚も鈍感になるようです。
また「エネルギーを奪われる」「領域を侵される」と受け身で書いていますが、根本的にそうした状況を呼び起こしていたのは私自身です。私が、自分の感性よりも、誰か他の人の意見や感性が優れていると思い込み、決定権を他人に明け渡してしまっていたのです。自分の感覚や能力、経験、いろいろなことに価値を感じることができていなかったために、自分が足りないと感じている部分を他の人に補ってもらわなければいけないと思っていたのでした。そうして、知らず知らずのうちに他者を頼り、依存してしまうパターンが出来上がっていました。
人生において何度かそういうパターンを繰り返してきましたが、ここ最近ようやく、依存や洗脳、支配といった状況を呼び寄せない強さがついてきたように思います。それは結局、私という存在を大切に思う気持ちが強くなり、自分の感性を信頼できるようになったからです。必要以上に他人に頼ったり、判断をゆだねる必要がなくなってきました。紆余曲折を経てようやく、軸がぶれなくなってきたのかもしれません。