フラワーエッセンスは、一度飲んだものは飲み終わった後も効果が続くものなんですか?という質問を時々受けます。
飲んでいる間に”効いている”感覚があっても、飲み終わった後にもその感覚が継続するものなのか、それとも飲み終わったらもう効果がなくなってしまうのか・・
私が今の時点でお答えするとすれば、「続く場合もありますし、消える場合もあります」。
例えば、「怒り、イライラ、焦り、悲しみ」といった、人間の基本的な感情に対応するエッセンスを飲んでいる場合。飲んでいる間に状況が変わって、そのような感情が出てくる機会がなくなったり、発想の切り替えが起こって今までのように頻繁に同じ感情に苦しむことがなくなったりします。その人の思考が変われば、同じ出来事やシチュエーションに遭遇しても、以前とは反応が違ってくるのです。一本でそのような変化が起こることもあれば、何本か飲んでいるうちに、感情が落ち着いてくる場合もあります。
ただ、その方のとても深い部分に、癒されていない傷が残っていて、それがなかなか消えない場合や、その方が何かに対して強い執着心がある場合などは、そう簡単にはいかないようです。一時エッセンスを飲むことによってモヤモヤが解消されたとしても、再び自分を試すような出来事に遭遇して、同じようなネガティブな感情に悩まされたり、気づきを促すような状況に身を置き続けたりして、根本的な癒しが行われるまでは、本当の意味で感情が落ち着くことはないようです。その場合は、その都度感情を癒すエッセンスを飲みながら、手放し・浄化系のエッセンスを飲まれるのがお勧めです。根本的な癒しを求めるのであれば、たった一本でミラクルに変わろうとすると、かえって失望や怒り、焦りなどを感じてしまうことになるかもしれません。霊的な浄化は、一気に進むものではないからです。
また、エッセンスによっては、「喜びの感情を高める」「愛のパワーを感じる」「ハートを温める」といった、気分を上げてくれるタイプのものもあります。そのようなエッセンスは、飲んでいる間には確かにハッピーな気持ちになったけれど、飲むのを止めたらまたいつもの気分に戻ってしまった、ということも結構あるように思います。
私が個人的にこのような感覚を一番感じたのは、アンジェリックの「Sacredness(神性さ)」というエッセンスを飲んでいた時のことでした。このエッセンスを飲んでいる間は、とにかく何を行うにしても、全ての行為に「神性さ」が宿るのを感じていました。本を読んでいる間も、テレビを見ている間も、ご飯を食べている間も、掃除をしている間も、いつもだったらつまらないと感じるような日常的な雑務の最中でも、とにかく自分の一挙一動が全て輝いていて、貴重で、美しい行為に感じられたのです。そのために、普段ならパパッと済ませてしまう動作でも、丁寧に、心を込めて行うことができました。以前は時間短縮のために急いで夕飯の支度をしていた私でしたが、一つ一つの料理の過程を、それまでとは違った感覚で楽しむことができました。日常の全てに「神」が宿る感覚というのを味わえたのです。
ところが、この「Sacredness」というエッセンスを飲み終わってしばらくしてから、徐々にこうした感覚が自分の中からなくなっていくのを感じていきました。あの感覚はあのエッセンスのおかげだったのだということが、明確にわかりました。
もう1つ、我が家の息子(小学生)は昔からとても怖がりな所があるので、毎日飲むトリートメントボトルの中には、常にアンジェリックの「Freedom From Fear(恐れの解放)」を入れています。これを飲んでいると、明らかに違うのがわかります。それまで怖くて夜1人で部屋にいられなかったのが、平気でいられるようになったり、夜は誰かと一緒じゃないとトイレに行けなかったのが行けるようになったり、また習っているラグビーでも、少しずつタックルができるようになっていきました(それまではビクビクしてタックルができなかった)。
一時期、もう大丈夫かなと思ってこの「Freedom From Fear」をトリートメントボトルに入れるのをやめたことがあったのですが、そうするとまたしばらくしてから、怖がりな面が出てくるようになり、夜1人で自分の部屋に行くのを嫌がったりしたので、やはりまだ必要なんだなと思い、毎日飲ませています。(飲むとやはり怖がりが改善されます)
うぶすなのお客様と、次のエッセンスをどれにしようか一緒に選ぶ時は、前回と同じものを入れるかどうか確認するようにしています。どのお客様も、「これはもういいかな」とか、「これはまだしばらくとりたいです」とか、ご自身でわかるようです。
以前飲んだことがあるもので、しばらくとるのをやめていたけれど、またとりたくなったりするエッセンスもあります。
ですので、結局ケースバイケースということのようです。以前飲んだことがあるからとか、長く飲んでいるからという理由で、もう必要ない、と言い切れるものでもありませんし、少し飲んだだけで自分の中の「何か」が変わり、飲まなくてよくなることもあります。その時その時、自分が一番欲しているものを飲むのがベストで、過去に飲んだ、飲まない、にはあまりとらわれなくてもいいのかな、と思います。