親と子の問題というものは、本当はもっと長いスパンで捉えるべきものなのかもしれません。
例えば、幼い頃から制約が多く、親が考える常識から外れることを許さないような、厳格な家庭で育ったとします。そのようにして育った子供が大人になり、未だに制約の呪縛がとれずに苦しみ、自分をそのように育てた親を怨みます。
そういった場合、怒りの矛先が親だけに向きがちですが、実際は自分をそのように育てた親自身も、また自分の親に似たような価値観を植え付けられ、制限を受けながら育ったはずなのです。そして、その親もまた先代から制限を受けながら育ち・・と、遡れば一体いつが起源になるのかわからなくなってきます。
子供に必要以上に制限をかける親というのは、心のどこかに劣等感や恐れの感情を抱いています。その劣等感や恐れの感情は、成長過程で親自身がなんらかの影響を受けて積み上げていったものです。時代が古くなればなるほど、世間一般の常識に縛られる社会的な制約が大きかったでしょうから、幼い頃から特定の価値観を刷り込まれて育つケースは、今より昔の人の方が多かったと思います。
私達は、そうした先祖代々受け継がれてきた価値観の強制という呪縛の世界から、自由を謳歌する世界へと移行していく、まさにその過程を生きているのではないでしょうか。過去に受けた洗脳から解放されようと望んでいる人々が、世界中に溢れています。そのような人々を導く指導者が世界中いたるところに現れ、意識の覚醒を誘導しています。フラワーエッセンスのような様々なエネルギーヒーリングが巷に溢れています。古い殻から抜け出して本来の姿で生きようという人々の集団意識が、社会を変えているのです。
私は、たまたま自分がフラワーエッセンスや気功といったツールと出会い、それらによって浄化が進んでいった経緯がありますので、このようにエッセンスや気功を他の方々にも広めるお仕事をさせてもらっています。けれど、どの方にもエッセンスや気功が合うとは限らないことも知っていますし、目覚めるためのツールは人それぞれなのではないかなと思っています。
仕事をしながら、子育てをしながら、自然と過ごしながら、スポーツをしながら、絵を描きながら、etc...それぞれの形で、それぞれのペースで気づきが起こり、目覚め、意識が覚醒していくものなのかもしれません。
精神世界の本などを読んでいますと、まるでその本に書いていあるやり方が唯一の正しい覚醒方法だ、と言わんばかりの勢いを感じることがあります。
けれど、本来人は、どの場所にいても、どんなやり方を通してでも、目覚めることができると私は信じています。何も、みんながみんなヒマラヤやインドへ修行をしにいかなければ覚醒できないわけではないと思うのです。セドナやハワイや、その他いろいろなパワースポットも、自分を高めてはくれるでしょうけれど、それよりもダイレクトに大きな気づきを与えてくれるのは、今目の前にいる人だったり、目の前に広がっている現実だったり、今現在の自分の心の中だったりするものではないでしょうか。己に向き合い、現実に向き合い、出会う人々と向き合う。時々、癒しの力や他者の助けを借りる。何より、自分が変わりたいと本心から願う。こうした意思の力と日々の積み重ねが、真の幸福へと人を導いてくれるのではないかなと思っています。
地球全体が、波動の大きな流れの影響を受けているようなので、今は変わりたいと願う人にとってはチャンスの時期です。きっと、望みを叶えてくれるようなその人に合ったサポートツールが、引き寄せられてやってくるはずです。