娘がまだ小さい頃、「愛」という言葉をどこまで理解しているのだろうと思った私は、娘に「愛ってどんなもの?」と質問してみたことがあります。娘は、
「うーんとね・・あたたかくて、大きくて、やさしくて・・」
と、自分なりに感じていることを表現してくれました。特に誰かに教えてもらったわけではないのに、幼い子供でも、ちゃんと感じ取っているものなのだなと思いました。
私達は、言葉や人、物、目に見えない存在などをどのように認識しているかというと、知識として認識しているだけでなく、それがどういったものなのかということを「感じて」います。
私の家はクリスチャンではありませんでしたが、私はキリスト教系の幼稚園に通っていました。その幼稚園の園庭には、大きなマリア様の石像が立っていました。私は、マリア様がどういった人物なのかということをよく知らなかったにも関わらず、その像の前を通る時には、なんとなく穏やかな気持ちになり、心の中に温かいものが流れていくのを感じていました。幼心に、”私がどんなに間違いを犯したとしても、マリア様は怒ったりせず、全てを許し、受け入れてくれるだろう”と、なぜか確信に似た思いも抱いていました。
大人になった今は、「マリア様」と聞くと、”慈愛”とか”母性”といった言葉が浮かんできます。内側から強烈にほとばしるような、大きな愛に溢れた存在です。
天使の波動が入ったアンジェリック・エッセンスの創始者であるルースさんは、「愛」とは宇宙に存在する最もパワフルなエネルギーだとおっしゃっていました。たとえ私達が恐れを抱いている時でも、そこには愛があります。赤ちゃんにとって、愛は食べ物とおなじように必要なもので、愛を与えられない赤ちゃんは、大きくならないのだそうです。愛がなければ、私達の魂は飢えていきます。
アンジェリック・エッセンスには、「愛」をテーマにしたものがたくさんあります。私のお気に入りは、
「Love」(「愛」をハートで感じるエネルギー。私達の認識を超えた「愛」のエネルギーを感じるために)
「Quan-Yin」(観音様のエネルギー。慈悲、優しさ、癒し、思いやり、悟り)
「Being Completely Loved」(自分は十分に愛されているのだという感覚を内側に広げ、経験する)
「God's Love」(神の愛を知り、経験することをサポート。神が愛するように愛することができるように)
などです。本当はどんな時でも、愛は私達の内側に存在しているものなのですが、時として私達は、それを感じることが困難な状態になることがあります。悩みがあって心が苦しかったり、せわしない日々を送ってゆとりがなかったり、困難な人間関係のために心がざわついていたり、思うようにいかなくて焦りを感じていたり。
そんな時は、上記のような「愛」のエネルギーを高めてくれるエッセンスを飲むと、ざわついていた心にジワジワと、温かいエネルギーが注ぎ込まれていく感覚が味わえると思います。内側に、愛が広がっていく感じです。愛のエナジードリンクを飲むようなもの、といったらいいでしょうか。凍っていたハートが大きく開かれるのを感じ、何か説明のつかないようなパワフルなエネルギーが注入されていくのです。自分の内側から愛で満たされていくと、いつの間にか心のざわつきがどこかへ去っていき、穏やかな平安が戻ってきます。
なんだか最近心が殺伐としているな、という時には、このような「愛」のエッセンスをとってみるのがお勧めです。なぜかというと、心がとても楽になるからです。愛の力は何にも勝るので、自分を愛で満たしてしまえば、ネガティブなものは自然と出ていきます。今まで批判的な目で見ていた人に対しても、愛の眼差しを向けることができるようになるので、刺々しい感情を抱くことがなくなり、気持ちが安定します。落ち着きを取り戻すことができれば、物事を客観的に眺めることも容易になり、目の前のことに冷静に対処できるようになるでしょう。