「いじめ」。文字として書き起こしただけで、心がざわつくような波動を感じる言葉です。
人の心の中に闇が存在し続ける限り、いじめはなくならないのだろうと思います。心が満たされて、愛に溢れている状態であれば、決して他人を傷つけることはしません。する必要がないからです。人に意地悪をする人は、心に闇を抱えています。いじめはもちろん人として良い行いではありませんが、いじめをする人をただ責め、罰を与えるだけでは、根本的な解決にはならないでしょう。いじめをなくすには、そうした人々の心の闇をなくす、つまり他人に優しくできない心の状態を作らないこと、もしくはそういう状態を癒すこと、が大切なのではないかと思います。
もう1つ、いじめを受ける側の対策もあります。それは、いじめを引き起こすような波動を自分から出さないということです。
芸能人や映画スターといった、多くの人の支持を集めることが重要な意味を持つ仕事に携わっている方々をみていると、興味深いことに気づくことがあります。それは、ある人々は非常にバッシングを受けやすく、何をやっても非難をされたり、悪口を書かれることが多い一方で、なぜかいつも周囲から良い対応を受けており、攻撃されることも少なく、時には実力以上に持ち上げられたり、良い仕事やチャンスに恵まれている人々がいる、ということです。
後者の方々をみると、どの方にも共通していると感じることがあります。それは、強烈な自己肯定感です。そういう方は、自分を認め、受け入れ、愛することができているのだと思います。その方々からは愛の波動がほとばしり、放出されているのを感じます。自分で自分を愛のエネルギーで包み込んでいるのです。マスコミを含めた世間の人々は、自然とそういう人を攻撃しなくなるのでしょう。心が安定し、受け取る体制が出来上がっていますので、仕事にも恵まれ、豊かで満たされた生活も送ることができています。
世間から愛されているから幸福感を味わっているのではなくて、順番としては、まず自分を受け入れる、ということができているのだと思います。内側から満たされた感覚が味わえているから、その波動に見合った現象がその方の元にやってきているわけです。
いじめの被害にあわないためには、もしくは今現在いじめの被害にあっている場合は、一刻も早く、「自己否定」の波動をなくし、代わりに「自己愛」の波動を出すこと、がエネルギー的な対処法となります。とにかく、自分を受け入れ、愛してあげるのです。自分をいじめる人を恨んだり、怒ったり、呪ったりといった攻撃的な感情を抱いている状態は、本当に何も良いことはありません。 自分が出した波長は、ひとつ残らず宇宙空間に放出されていますから、もしネガティブな感情を抱き続けていたら、いずれそれに見合ったネガティブな事象を自分の元に引き寄せてしまうことになります。その代り、自分を受け入れて愛してあげることができるようになれば、攻撃の対象となるような波長が自分から出ることはなくなり、誰かから攻撃されることがなくなっていきます。それどころか、人から愛され、優しくされる人になっていくでしょう。愛のギフトは、まず自分にあげることからです。
今まで、自分が誰かから悪口を言われたり、激しく非難されたり、あからさまな攻撃を受けた時のことを思い返してみてください。その時自分を責めてきた人は、あなたにどんなことを言ってきましたか。どのような種類の怒りをぶつけてきましたか。あなたのどのような一面に不満を抱いていましたか。
その人が言っていたこと、その人が気に食わなかったこと、その人が許せなかったこと、それらは、実はそっくりそのまま、その時のあなた自身が、自分に対して頂いていた不満もしくは自己認識そのものではありませんでしたか。
他人から攻撃を受けた時は、まず自分が被害者だと思って相手を責め、自分は悪くない相手が悪いのだと考えて、自分に原因があったとは思わないものです。自分を正当化することは人間の自己防衛反応の1つなので、当たり前の反応かもしれません。けれど、もし自分自身で自分のあらゆる側面を受け入れられていて、満足していたら、そのような波長が出ていますので、自分を攻撃してくる人は現れないはずです。
受け入れがたいことかもしれませんが、他人から「言われた」言葉は、実際のところは、自分がその相手に「言わせた」ことでもあるのです。
そんなことはない、自分にそのような認識はなかった、と思うこともあるかもしれません。もしかしたら、自分で認識できるレベルよりはるかに深いレベル、つまり深層意識と言われる領域にあった何かがそうさせたのかもしれません。記憶に残っていない遠い過去の体験、場合によっては、生まれる前の出来事の影響がまだ残っていることも多々あります。
思い出せないくらい昔の記憶が影響していることがあっても、それは”今現在”取り組むべき課題として、”今現在”、あなたの目の前に現象として出てきているはずですから、あまり過去の記憶にこだわる必要もないと思います。取り組むべきは、いつも、「今」目の前にある出来事です。順番にやっていきましょう。
いじめに合っている人の助けとなってくれるエッセンスも、たくさんあります。いくつか選んでみました。
☆ホリー
人に対する怒りや恨み、復讐心、ねたみ、不信感、といった攻撃的な感情を癒す。相手に嫌悪感を感じ、痛い目に合わせてやりたい、憎らしい、といったネガティブな感情がフツフツと湧き出てきて、その感情に圧倒されているような時に。そんな毒々しい感情をいつまでも抱き続けていると、自分もやられてしまいますし、客観的な判断力も鈍ります。まずは刺々しい感情を癒し、冷静な自分を取り戻しましょう。
☆バターカップ
自己価値の低い人に。子供時代、自信をなくすような育てられ方をしてきた、自信を無くすようなことを言われ続けてきた、自信を持つチャンスが極端に少なかった、いじめに合ったことがある、といった経験があると、自分の力を信じられなくなり、自分で自分を陥れるような状況を無意識に創り出してしまいます。主に幼少期からのトラウマがある方は、まずは過去から引きずる自己否定感を癒しましょう。
☆フクシア
子供時代からのトラウマがまだ癒されていないと感じる方に。感情の抑圧が長年続いている場合、まず埋もれていた感情を表に出して上げることが大切です。長い間見過ごされてきた悲しみや苦しみに光を当て、解放させてあげましょう。心の蓋が開けられ、忘れていた過去の記憶や感情が噴出してくることもありますが、エッセンスの力で、そうした感情に圧倒されることが軽減されます。落ち着いた状態をキープすることができます。バターカップと一緒にとるのがお薦めです。
☆エンジェルソード
不健康な人間関係、他人との望ましくない繋がり方に苦しんでいる方に。エネルギーレベルで、相手とのコードを断ち切ってくれます。他人との境界線も引きやすくなり、外部の影響や、サイキック・アタックから自分を守ってくれます。
☆Self Love(セルフラブ)
自己愛のエッセンス。自分を愛し、自分を大切にし、自分を尊重する気持ちを高めてくれます。人から愛してもらいたかったら、まずは自分を愛すること。自己を認め、受け入れることができれば、充足感に満たされ、他人を受け入れる許容も自然と広がっていきます。愛に基づく人間関係を築けるようになるために、自分を愛することから始めましょう。
☆Refuge(レフュージ)
一時的な避難所。守られ、安心する場所を造り出します。台風の目のようなところ、強風があなたの周囲を吹き荒れている時、あなたが静かになって休めるような場所を、あなたの内側に広げていきます。
☆Healing Emotional Trauma(ヒーリング・エモーショナル・トラウマ)
あらゆる種類のトラウマを癒します。トラウマが癒されない状態でいると、パターン化した状況や人物を繰り返し引き寄せます。同じようなシチュエーション、同じような人間関係、同じような苦しみを人生において幾度となく繰り返しているなと感じている方に。トラウマが引き起こす負の連鎖を断ち切り、過去に縛られない自由な生き方を選ぶことができます。
☆Archangel Michael (大天使ミカエル)
守護、勇気、力、真実、統合を司る大天使ミカエルのエネルギーに守られます。肉体的、心理的に私達を守ってくれるでしょう。必要のないエーテル体のコードを断ち切り、クリアーにしてくれます。依存的な関係やサイキックアタック、場の浄化や浄霊に。自分にとって望ましくない人間関係に終止符を打ち、新しい人生に踏み出す勇気を与えてくれます。このエッセンスを飲んでいると、強制的に今いる場所から退去させられるような出来事が起こったり、ある場所にいることが急に居心地悪く感じるようになったり、人との関係に終止符が打たれることがあります。
*これ以外にも様々なサポートエッセンスがあると思います。それぞれのシチュエーションによって、対応するエッセンスが異なることもあるでしょう。
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