映画やドラマを見ていると、人々の『執着』を描いているものがとても多いと感じます。家族への執着、恋愛への執着、名誉への執着、お金への執着、仕事への執着、家への執着、美への執着・・・
人間の苦悩は、こうした執着があるために存在するのではないかと思います。もし執着がなければ、何にも囚われず、何にも縛られず、あるがままの自分とあるがままの世界を受け入れ、ただ自由を感じながら、心の平安と共に生きられるでしょう。
人の魂の進化は、執着を手放していく過程なのかなと思います。「執着を手放しさえすれば楽になるのに」とわかっていても、それが難しいからこそ課題を与えられているのです。反対に執着が少ない人程、軽やかで楽に生きているのがわかります。
ある仏教説話に、悟りの域に達した1人の高僧の話が出てきます。この高僧がある時思索にふけりながら歩いていると、いきなり後ろから思いっきり誰かに殴りつけられました。高僧は倒れますが、すぐに起き上がるとまたスタスタと歩きだし、後ろを振り返ることもなく再び思索にふけります。この高僧には執着がないので、一体誰が自分を殴ったのかとか、なぜ自分が殴られたのかといったことにまるで無関心なのです。当然、殴った人に向けての寸分の恨みもありません。
『あるヨギの自叙伝』(パラマハンサ・ヨガナンダ著、森北出版)にも、インドに暮らす悟りの域に達した女性の覚者が出てきます。この女性は天真爛漫な子供のようで、神はいつも自分と共にいると感じ、常に「至福」を味わっています。当然何に対しても執着がなく、食べることにさえ執着がないので、放っておくといつまでも何も口にしようとしません。お付の人々が口に食べ物を運んで赤ちゃんのように食べさせてあげないといけないのですが、まるで味わっている様子もなく、何を食べても同じように見えるのでした。話している途中にも突然瞑想状態に入り、「至福」の境地にいってしまうことがあります。こうして何日も過ごすことすらあるのだそうです。神様に近い所にいるこの女性には絶大な癒しの力があり、どんな病でも彼女に手をかざしてもらうと、一瞬にして治ってしまうのでした。
お釈迦様やイエス様のような”マスター”達もまた、悟りの境地にいた方々ですが、お釈迦様もイエス様も、自分がいつどこでどのように死ぬかということを事前に知っていました。「自分が明日死ぬ」という前日の夜、二人共弟子たちの前でそのことを話しています。動揺した弟子たちが嘆き悲しむ傍らで、「死」に対してすら執着がなかったお釈迦様やイエス様は、淡々と振る舞っていました。
こうした覚醒者たちのことを考えると、自分はまだまだ修行の道半ばにいることを思い知らされます。
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みきん (木曜日, 25 9月 2014 16:46)
こんにちは
あたしの執着していたもの、それはつまらないものですけど甘い物でした。でも余りにも好きで、毎日スイーツに振り回されるのが辛くなり(新商品や新店もどんどん出来てキリがなく)、断ち切ってしまいました。一切食べなくなってもう数年になりますが、平和な反面、味気ないですね(^-^: 程よく食べるという事が出来ないので仕方ないのですが (^-^: