みんなちがってみんないい

 先日、子供が通っている小学校が終業式を迎え、楽しみにしていた夏休みに入りました。終業式の日に持ち帰ってきた通知票。今は私たちが子どもの頃とはだいぶシステムが変わっており、相対評価ではなく絶対評価となっていますが、それぞれの教科の中でいくつか項目が分かれ、学年に応じて「〇」や「△」、「A」「B」などと”採点”されるようになっています。

 子ども達は、やはり「〇」や「A」の数が多い方が喜びますし、自分がどの教科の評価が高いのか、どれがもう少しなのか、とても気にしているのが感じられます。このように幼い頃から、特定の指標で自分が評価されることに慣れてしまうと、成績が高い方が「素晴らしい」一方で、成績が低ければ「出来が悪い」といったものの見方に支配されてしまうのも、無理はないのかもしれません。

 どの子供(大人もそうですが)にも、得意な分野とそうでない分野があります。「うちの子には何も取り柄がない」なんておっしゃる方もいますが、まだ今はその子の眠っている能力が開花していないだけであって、必ず誰にも真似できない「何か」を秘めているはずです。どんな人にも、その人にしか出せない個性や能力が元々備わっているものだからです。その人にしかできないこと、その人だからできることを成し遂げるために、他より秀でた才能や、他の誰とも異なる個性を携えて、皆この世に生まれてきています。才能や個性は、人生においてその人が生まれてきた”目的”を果たすためのツールでもあります。

 学校の成績を指標にしてしまうと、オールマイティに点数が高い人が「優秀」といった評価をされてしまいますが、実際には、その人の能力を数値で出すことなど不可能に近いのではないでしょうか。それぞれの人に備わっている能力は千差万別ですし、もしかしたら学校のお勉強とは全く関係のない才能を秘めているかもしれません。

 

 5歳で作曲を始め、35歳という短い生涯の間に600曲以上もの作品を残した音楽家モーツァルト。彼が21歳の時、父親レオポルト宛てに書き送った手紙が残っています。

 

『ぼくは、詩を書くことはできません。詩人ではありませんから。なにげないものを、芸術的に描くこともできません。画家ではありませんから。心に思うことを、身振りで表現することもできません。踊り手ではありませんから。

 でも、ぼくは、音でなら、自分の気持ちを表現できます。音楽家なのですから。』

 

 モーツァルトは、大人になってからも子供のような天真爛漫な性格で、身の回りのことに無頓着な、ギャンブル好きの浪費家であったと言われています。自分と似たようなタイプの奥さんと結婚してしまったので、家も生活も荒れて「きちんとした生活を送るように」と父親からお叱りの手紙を受け取ったりもしています。音楽家として成功して多額の収入を得てもすぐに使ってしまうので、借金もたくさんありました。晩年は生活も苦しく、亡くなった後は共同墓地に葬られたため、遺骨は残っていないそうです。

 モーツァルトは、お金の使い方や健康管理、きちんとした生活を送ることに関しては、自分の得意分野ではなかったかもしれません。遊びやギャンブルの誘惑にも弱かったかもしれません。そのような人が一般的な物差しで測られたら、無頓着でだらしがない、などと評価されてしまうかもしれません。でも、彼が残した宝玉の音楽は、彼の死後何百年も生き続け、多くの人々の心を癒し、慰め、元気を与えてきました。

 1つの側面だけから人をジャッジしたりされたり、特定の指標で他人の評価をしたりされたり。長い間、そのような形で人を判断することにも、また自分が判断されることにも慣れてしまっている私達ですが、本来そのような”評価”には、必要以上に縛られることはないのではないかと思います。誰かが決めた数値や基準では、人の価値や無限の可能性を測ることなど到底できないはずだからです。

 自分が生来携えている才能や個性は、それが花開いた時、周囲の人々を幸せにしたり、多くの笑顔をもたらすことができます。私達がこの世に生まれてきた目的の一つに、「地球や人類に奉仕をすること」というものがあり、その目的を果たす手段として、全ての人が才能や個性という宝物を与えられています(それが最高の形で顕現していれば喜ばしいのですが、人によっては抑圧されて開花していないこともあります)。その宝物は人それぞれ異なりますから、人によって得意なことがあったり不得意なことがあるのは、本来当たり前のことなのです。もし自分に苦手なことがあったとしても、それが得意な他の誰かが必ずいるはずなので、困ったらその誰かに助けてもらえばいいわけです。そのようにして、お互い助け合い補い合いながら、それぞれの能力を最大限に発揮し、この地球での人生をポジティブに共同創造していくことができたら、世界は今よりもっと笑顔と幸せで満たされるのではないかと思います。

 

《自分の個性や能力を発揮するためのサポートエッセンス》

 

♡シューティングスター(パワーオブフラワー) ¥3,348

自分の才能が何なのかわからなかったり、個性を出すことをためらっている人に。自分が生まれてきた目的を思い出し、才能や個性を花開かせるお手伝いをしてくれます。これをとってしばらくしてから、ずっと探していた趣味や仕事を見つけた方が何人もいます。

 

♡バターカップ(パワーオブフラワー) ¥3,348

幼い頃にブロックされてしまった個性発揮の扉を開く。”あなたがあなたらしく”生きるため、抑圧されていた「自分」を取り戻します。とても優しくて、暖かいエネルギーに包まれる感じがします。シューティングスターとペアでとるのがお勧め。

 

♡クラブアップル(バッチ)

自己価値が低い方に。自己肯定感を高めてくれます。自分の姿が嫌い、自分のことが好きになれない、といった、自分で自分を認めることが困難な時にとります。自分の全てを認め、自分に備わっている無限の能力を心から信頼できた時、個性を発揮して力強く夢を具現化させていくことができます。

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コメント: 2
  • #1

    みかん (土曜日, 26 7月 2014 06:20)

    こんにちは
    今飲んでいるボトルが終わりそうなので、次はパワーオブフラワーの「フクシア」を摂ろうと思っていました。インナーチャイルドが癒されるのかなって思って。でも「シューティングスター」と「バターカップ」も合わせてもいいかもしれないですね〜
    いつも素敵な記事をどうもありがとうございます(^-^)

  • #2

    salon-ubusuna (土曜日, 26 7月 2014 11:21)

    みかんさん、こんにちは^^コメントありがとうございます♡いつも読んでくださって嬉しいです。
    「フクシア」もいいですよね。今生に限らず、過去生にまで遡って「抑圧」されてきた感情を癒してくれるエッセンスといわれています。自己変容の時期には、「イブニングプリムローズ」や「アンゼリカ」「パープルウォーターリリー」なども大きな助けとなってくれると思います。みかんさんのインナーチャイルドが笑顔になれますように。