夢や目的がわからないという時には

 引き寄せの法則や夢の話をしていると、よく「自分が一体何をやりたいのかわからない」「何をすればいいのかわからない」と言われる方がいます。

 自分の今までの人生において、ずっと自分が本当にやりたいことをしてこなかったり、させてもらえなかったり、できる環境になかったり・・・そういった状況が長く続いてきた方ほど、そのように思うようです。私たちは生まれて育つ過程で、親や親族、世間体、社会通念、学校の先生、付き合ってきた友人知人、地域、といった「周りの」影響をたくさん受けてきています。特に自分の育った家庭の影響は大変強いです。

 もちろん、そのような環境があったからこそ今の自分があるので、感謝するべきことではあるのですが、時としてそういった影響が「縛り」となり、知らず知らずのうちに自分本来の生き方を阻害していることがあります。子どもの頃に植え付けられた価値観というものは、自分の意識に想像以上に深く刻み込まれています。

 自分が将来何をしたいのか、どのような人生を歩みたいのか、そうした夢や目標は、本来どの人も必ず抱いているものです。それを成し遂げるために生まれてきているからです。たとえ具体的な形でわからなかったとしても、少なくとも”どの方向に進めば良いのか”ということは自分が一番わかっています。

 ところが、幼い頃に自分の声ではなく周囲の声をより強く聞いてしまう習慣がついてしまうと、自分本来の道とは別の道を歩むことが良いことだと錯覚してしまったり、魂の望みを叶えることに無意識に抵抗してしまうことがあります。

 私達は、今までの人生における膨大な選択の場面で、一体どれだけ自由に、本当の望み通りの選択を行ってきたでしょうか。気が乗らない習い事をしたり、興味のない本を読みなさいと言われたり、好きではない学校に行かなければならなかったり、好みではない服を着るよう強要されたり、周りがそうしているからとか、親が勧めるからという理由で、さほど情熱を感じられない仕事を選んでしまったり。そうした経験をたくさん積み重ねてきてはいないでしょうか。

 本当は自分の心の声が「それは嫌だ」と告げているのに、その声を無視して他人に合わせる習慣が長く続くと、いつの間にか心の声を封印する癖がついてしまいます。心の声は「本当はこれがやりたい」と叫んでいても、その声がかき消されてしまうようになります。

 心の声は繰り返し繰り返しやってくるのですが、それを無視するために今度は「自分が本当にやりたいことは、してはいけないのだ」「自分の夢は、叶わないものだ」という自己認識を持つようになります。そのうち、心の声ではなく周りに合わせることが自分にとって自然なこととなり、それが幸せなのだとすら思うようになります(幸せだと思い込んでいるだけで、実際に”幸せ”なわけではありません)。本当は、心の底から喜びを感じながら生きることが魂の望みに適った生き方なのに、そうした生き方が自分は「できない」と諦めてしまうのです。

 そのような認識が根強くあると、心の声がどんどん聞きづらくなり、自分が本当にしたいことが何なのか、どのように生きたら良いのか、人生の道しるべがわからなくなってしまいます。「あなたの夢はなんですか」と質問された時に、答えられなくなります。心の声は自分の魂に沿った生き方を知っているので、本来人は人生の方向性を見失うことはないはずなのですが、心の声を聞く習慣がないので、自分がどちらに進んだら良いのかわからなくなってしまうのです。

 

 ただし、人生に遅いということは決してありません。たとえ今までの人生に自由が少なかったとしても、望み通りの生き方をしてこなかったとしても、たった今から、自分の人生を変えていくことができます。

 やりたいことが見つからないということは、自分の中に『やりたいことをしてはいけない』という認識がある可能性が高いです。無意識に自分の魂の望みが叶うことを拒絶しているので、チャンスがやって来ないか、やって来たとしても気づかないのです。

 まずは、自分にこう言い聞かせてください。「私は、何ものからも自由で、あらゆる可能性を秘めています。私は自分の生き方を、自分で決めることができます。私には、幸せな人生を歩む権利があり、そしてその力があります。これからの人生を、豊かで実りある、最高にハッピーで喜びに満ちたものに造り替えていきます。そのためにやってくるチャンスを、全て受け取ります。障害があったとしても、最高最善の形で解決します

 

 言霊の力を利用して、自分の意識を塗り替えていくと良いです。初めは親や周囲の人々の顔が思い浮かんで抵抗を感じるかもしれませんが、自分が本当に幸せになれば、必ず周りもハッピーになります。そのことを信じて、心の声を何より優先させてください。意識がポジティブに切り替われば、それに引き寄せられてハッピーな人生を歩むための人や物、情報、チャンスなどがあなたの元へやってくるはずです。

 

 

《自分の本当の声が聞けなくなっている人のためのサポートエッセンス》

♡「セントーリー」(バッチ)

 自分の望みより、他人の望みや要求を優先させてしまう人に。いつも周囲の顔色を窺い、自分の希望や意見を押し殺し、口に出すことをためらってしまいます。→必要な時に、必要な意見をきちんと言えるように。他人に合わせる生き方から、自分の望みに沿った人生を生きられるように軌道修正させてくれます。

 

♡セラトー(バッチ)

 自分の考えや意見に自信が持てず、あちこち人に相談したり、本や情報を読み漁ったりしてしまう人に。占いや宗教、特定のグルに依存してしまうこともあります。→自分の直観を信じ、他人や周囲の影響に必要以上に振り回されなくなります。

 

♡ニジャラ(ヒマラヤン) ¥3,240

 過去に植え付けられた価値観や思考パターン、自己認識を取り除く。自分にとって必要のない思い込みを一掃し、より魂の望みに適った意識が持てるようサポートしてくれます。それまでの生き方を見直すような出来事が起こる場合もあります。

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コメント: 2
  • #1

    みかん (木曜日, 17 7月 2014 06:30)

    こんにちは
    まるで私のために書いて頂いたかのような記事を拝読し、色々と参考になりました。子供の頃「気が乗らない習い事」が毎日ありましたし、遊びも制限されていて、そうするうちに自然な感情が麻痺してしまったんですね。「キチンと生きる」のは得意になりましたが、そこに「楽しみ」や「わくわく」というワードがありません(^-^:
    少し前にワイルドオートを摂っていて効果が余り感じられなかったのですが、今度はエインズワースのワイルドオートとロックウォーターを摂ってみようと思います。

  • #2

    salon-ubusuna (木曜日, 17 7月 2014 09:07)

    みかんさん、こんにちは^^コメントありがとうございます☆そうだったんですね。気が乗らない習い事を毎日続けるのも、遊びを制限されるのも、子供にとってはとてもつらいことですよね。感情が麻痺してしまうのは、つらさや悲しみを小さくするための自己防衛手段でもあるのです。そのような体験から、大人になっても自分の素直な欲求や希望を押し殺してしまう習慣から抜け切れない方は、みかんさんの他にもたくさんいらっしゃるように思います。
    エインズワースのワイルドオートとロックウォーター、助けになってくれると思います^^子供時代の悲しみを癒すエッセンスとしては、パワーオブフラワーの「バターカップ」もお勧めです。過去に受けた心の傷も含めて、自分を受け入れ、本当の自分らしさを取り戻すお手伝いをしてくれます。悲しい顔をしていた自分の中の子ども(インナーチャイルド)が、笑顔を取り戻すようになります。また、自分の個性を出すことを躊躇している場合は、「シューティングスター」もいいと思います。この世になじめない感覚や孤独感を払拭し、自分が地球に生まれてきた目的を思い出してオリジナリティを発揮していくことができます。これをとっていると、ずっとやりたかった趣味や仕事を見つける方が多いです。バターカップとシューティングスターは、一緒にとるのもお勧めです☆
    みかんさんの人生が、楽しみとワクワクでいっぱいになるといいですね(^^)